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「豊高あるある・・・時は流れ」下村常夫先生

下村常夫先生
下村常夫先生

同窓生の皆様、こんにちは。

 開校二年目の昭和五十九年度から、平成五年度までの十年間、お世話になりました。思い返すと笑いと涙がとまらない、「豊高あるある」に包まれた日々でした。

 初めに担任した二年八組の教室には、理系生徒が男子四十八人と女子一人、四十九人もいました。体育の後など、熱気で大変でした。

 開校二年目にも校舎の工事が進んでいて、確か二度、新しい教室に引っ越しました。新しい黒板は、白チョークで塗りつぶして消し、それから使い始めるものだと、教えてもらいました。

 放課に、生徒が「お茶を飲みに行こう」と仲間を集めているので、心配になって聞いたら、何のことはなく、廊下の一角にお茶と湯呑みが、いつも用意されているのでした。

 鍛錬学習で青少年公園まで歩き、着いたら「どろじゅん」で走り回る。起きている限り動き続けるエネルギーは、どこから出ていたのでしょうか。

 昼休みに教室で、家から持ってきたホットプレートで肉を焼けば、校舎中が匂いで包まれてしまいます。どう考えてもやり過ぎです。

 修学旅行のとき、淡路島の浜辺で地引網体験をした後、海に飛び込んだ皆さん、もどって来ることができて、本当に幸運でした。別の話ですが、帰り道は本当に大変でした。

 ・・・一年ほど時は流れ・・・

 三年生の体育大会での、オリンピックの再現は、すばらしかったです。柔道着のズボンだけでグラウンドを泳いだ生徒さえいました。覚えていますか。

 「一回生あるある」だけで、この何倍もありそうです。皆さん、「〇〇回生あるある」をまとめてはどうですか。

 私事です。長く豊田市内の県立高校に勤め続け、二年前に定年になりました。その後二年間、少し遠くの豊明高校(こちらも豊高です)に勤めました。この四月からは、豊田北高校で授業をしています。

 「豊高あるある」の中ですごしたことに支えられながら、今の生徒の「あるある」の中で、毎日楽しくすごしています。

 これからもよろしく、お願いします。